2010年2月23日火曜日

フィンガリングその1

今回はフィンガリングについて書き留めておこうと思う。





〜フィンガリングとは〜

フィンガリングとは日本語で「運指」と言い、ギターを演奏する際の左手の指の動きのこと。
左手は利き腕ではない場合が多いため、多くの人が苦労するところである。
フィンガリングと一言で言っても色々な種類があり、様々な奏法を駆使して曲を演奏する。
この左手の鍛錬が非常に重要で、ギター演奏の8割以上がフィンガリングであると言っても過言ではないと思われる。
ギター演奏の上で左手でリズムを出す事は熟練者であれば常識である。



〜薬指と小指のお話〜

初心者の方は薬指と小指が同時に動いてしまう事でしょう。
これはどうやらこれまでの指の使用頻度と、指の筋肉の配置のせいであるようです。
親指・人差し指・中指は細かい作業をする際によく使い、薬指と小指は物を持ち上げる時などに同時に使用する事が多いのではないでしょうか。
字を書く時に使用するのも親・人・中指の三本だし、お箸を使う時も使うのは三本の指だけ。
生まれてからこれまでの間、器用に使ってるのはこの三本指だけなのです。
単純に不器用な薬指と小指。
この二本の指を器用に使うにはそれなりの訓練が必要となります。
そして筋肉には曲げるための筋肉と伸ばすための筋肉が別々にあって、薬指を曲げる時につられて小指の筋肉も動いちゃってるって事のようです。

よく「薬指と小指の神経は手首まで一本の筋だから一緒に動くらしい」
という話を聞きますが、実際は他の3本の指と同様ちゃんとそれぞれ別の筋が通っており、訓練次第では同じとは言わないまでも近い動きをする事が可能なようです。
※この事については諸説あるが、解剖学的な問題点が“薬指”にはあるようだが、非常にわかりやすく正確な情報が掲載されているブログ記事を発見しました。
詳しくは以下のページを参照のこと。

http://plaza.rakuten.co.jp/morton05/diary/200807150000/


これから先に解説していくテクニックとしてのフィンガリングとは別に、単純な指の訓練としての動きの練習も必要となります。

〜意外と大事な親指の位置について〜

フィンガリングにとって意外と大事なのが親指の位置である。
親指は直接弦を押さえる事は少ないが、低音弦をミュートしたり6弦を押さえてコードを弾いたりすることもある。
フィンガリングに大きく影響を与えるのは、親指の位置によってフィンガリングのフォームが変わるからである。
親指と他の指とでネックをはさむ事で弦を押さえるので、その位置には十分に注意を払う必要がある。
詳しくはそれぞれのテクニックの項目の中で掲載される写真を参考にしていただきたい。
親指の位置が変わるだけですごく弾きやすくなったり弾きにくくなったりもするものである。

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